ソンテウの乗り方完全ガイド!タイ旅行を120%楽しむための料金相場とマナー
タイの街角で見かける、トラックの荷台を改造した乗り物「ソンテウ」。タクシーよりも安く、トゥクトゥクよりもローカルな気分を味わえる魅力的な交通手段です。しかし、初めての旅行者にとっては「どうやって乗るの?」「ぼったくられない?」といった不安も多いはず。
この記事では、タイ国内を網羅するように走るソンテウの乗り方から、地域ごとの料金相場、さらにはトラブルを避けるための具体的な対策まで、初心者の方にも分かりやすく解説します。この記事を読めば、あなたもタイの達人のようにスムーズにソンテウを使いこなせるようになりますよ。
ソンテウとは?タイの庶民の足を知ろう
ソンテウ(Songthaew)は、タイ語で「2列」を意味します。その名の通り、小型トラックの荷台に2列のベンチシートを設置した乗り物です。
タイの公共交通機関には、BTS(高架鉄道)やMRT(地下鉄)がありますが、これらが通っていないエリアや、細い路地(ソイ)を移動する際のメインの足となるのがソンテウです。バンコク市内はもちろん、パタヤ、チェンマイ、プーケットなどの主要観光地でも欠かせない存在となっています。
ソンテウの基本的な乗り方:4つのステップ
ソンテウには、日本のような「決まった停留所」がない場合がほとんどです。最初は戸惑うかもしれませんが、慣れてしまえば非常に自由度の高い便利な乗り物です。
1. ソンテウを止める
道端でソンテウが近づいてきたら、手を斜め下に差し出すようにして合図を送ります。日本のタクシーを止める動作に似ていますが、手のひらを下に向けるのがタイ流のスマートな止め方です。
2. 行き先を確認する
車が止まったら、運転席の窓越しに行き先を伝えます。有名なランドマークや通りの名前を伝えるとスムーズです。ソンテウには「決まったルートを巡回するタイプ」と「チャーター(貸し切り)タイプ」があります。ルートが決まっている場合は、自分の行きたい方向へ行くかどうかを確認しましょう。
3. 荷台に乗る
行き先が合致したら、後方のステップから荷台に乗り込みます。空いている席に座りましょう。もし満席の場合は、現地の男性などはステップに立って乗ることもありますが、慣れない旅行者は次の車を待つのが安全です。
4. 降車ボタンを押して降りる
降りたい場所が近づいたら、天井付近にある降車ボタン(ブザー)を押します。車が完全に止まったら荷台から降り、運転席へ回って料金を支払います。
地域別の料金相場と支払いルール
ソンテウの魅力は何といってもその安さです。しかし、地域や形態によってシステムが異なるため、事前に相場を知っておくことが重要です。
バンコク市内
バンコクの住宅街や「ソイ(路地)」を走るソンテウは、一律料金制が多いのが特徴です。
相場: 8バーツ〜15バーツ程度
注意点: 夜間は数バーツ上乗せされることがあります。
パタヤ(巡回ソンテウ)
パタヤ市内を走るソンテウは、ビーチロードとセカンドロードを一方通行でぐるぐると巡回しています。
相場: 10バーツ(市内近距離)
注意点: 降りる際に「いくら?」と聞くと、観光客価格を提示されることがあるため、黙って10バーツを渡すのが通のやり方です。
チェンマイ(赤バス・ロットデーン)
チェンマイでは「赤色のソンテウ」が有名です。これらは決まったルートがなく、乗客の目的地に合わせて効率よく回る乗り合いタクシーに近い形式です。
相場: 30バーツ〜(旧市街周辺)
注意点: 遠方へ行く場合や、他に乗客がいない場合は交渉制になります。
損をしないための!トラブル回避と注意点
楽しく便利なソンテウですが、観光客が巻き込まれやすいトラブルも存在します。以下のポイントを押さえて、安全に利用しましょう。
貸し切り(チャーター)に注意
空のソンテウに声をかけると、通常の乗り合いではなく「貸し切り(เหมา / Mao)」として扱われることがあります。この場合、料金は100バーツ単位に跳ね上がります。安く済ませたい場合は、既に乗客が乗っている車を選ぶか、「乗り合い(Join)」であることを確認しましょう。
小銭を用意しておく
ソンテウの支払いは現金のみです。1,000バーツ札や500バーツ札などの大きな紙幣を出すと、お釣りがなくて困るケースが多々あります。常に20バーツ札や10バーツ硬貨を多めに持っておくのが、スマートな旅のコツです。
走行中の安全確保
荷台にはシートベルトがありません。走行中は手すりをしっかり掴んでおきましょう。特にカーブや急ブレーキの際は揺れるため、スマートフォンに夢中になりすぎないよう注意が必要です。
ソンテウを使いこなすための便利なタイ語
簡単なタイ語を覚えるだけで、運転手とのコミュニケーションが円滑になり、ぼったくり防止にもつながります。
「〜へ行きますか?」:パイ(行き先)マイ?
「いくらですか?」:タオライ?
「ここで止めてください」:ジョート・ティーニー・カ(女性)/ クラップ(男性)
「ありがとう」:コップン・カ(女性)/ クラップ(男性)
まとめ:ソンテウはタイ旅行の醍醐味
ソンテウは、単なる移動手段ではありません。窓のない荷台を吹き抜ける風を感じながら、現地の人の生活を間近に眺める時間は、タイ旅行の忘れられない思い出になるはずです。
最初は少し勇気がいるかもしれませんが、一度乗ってしまえばその利便性と安さに驚くことでしょう。この記事で紹介した乗り方や相場を参考に、ぜひ次のタイ旅行ではソンテウにチャレンジしてみてください。
公共交通機関を賢く利用することで、旅の予算を抑えつつ、より深いローカル体験を楽しむことができます。安全に気をつけて、タイの街巡りを満喫しましょう!